笑いを集めた展示会に行ったこと

「来週の日曜日、予定の空いている者はぜひ一緒に行かないか」と、教授からのお誘いを受けた私は、そのお言葉に甘えさせていただくことにしました。これは以前、私の通っていた大学の講義の中で、ある教授がお勧めの展示会があるとおっしゃり、そのお誘いの言葉を学生に投げかけていたときの出来事です。教授の勧めてくださった展示会は、そのテーマが「笑い」にあるというもので、作品の形を問わず、「笑い」を表現しているものが数多く並んでいるとのことでした。私はこの教授からの説明を受けたとき、あまりそれらの作品のイメージが思い浮かばなかったのですが、逆にそれが興味へとつながり、教授と一緒にその展示会に向かわせていただくことにしました。私のような学生は他にも数名いて、みんなでそろってその展示会へと足を運ぶことになりました。その展示会に行くまでの間、学生同士でどんな作品があるのだろうかと話し合い、「笑い」を表現しているという作品への期待を高めていきました。

そうして展示会当日、期待を胸に抱きながら展示会へと行ったところ、そこに並んでいたのは、確かに「笑い」を表現しているものだったのですが、想像以上のクオリティの高さに驚いてしまいました。それは、笑っている人の顔を木に彫刻刀で彫っているものや、画面いっぱいに笑った顔を描いているイラスト、粘土細工で笑っている顔を作り出しているもの、パズルのピースを組み合わせてできる笑いの顔など、とにかく展示会の中には笑っている人たちでいっぱいでした。一言に「笑い」と言ってもその種類は様々で、人に微笑みかけているような笑顔や、芸人さんのお笑いネタでも見たかのように爆笑している顔、きっと他人に合わせたであろう苦笑いや、寝ているときに見せるような微笑までありました。教授がこの展示会を勧めてくださったのは、まさにこの「笑い」の豊富さを教えてくださるためで、生きていくうえで「笑い」は必ず必要になるものだとおっしゃっていました。

私はこの展示会に行ってみて、これまでに見たことのない面白い作品にたくさん出会うことができ、自分の「笑い」に対しても考えるいいきっかけとなりました。「笑い」というものは、自分が楽しいと感じたり、面白いと感じたときに自然と生まれてくるものであり、その「笑い」は自分の気持ちを表現するだけではなく、他人にもその気持ちを移してあげられるものだと思いました。私は実際に、この展示会の「笑い」で楽しい気持ちになることができました。